神の庭園

国際的に評価の高い小田真由美の作品は、伝統的な日本と仏教のイメージを巧みに取り入れ、女性と自然界の祝福として再表現しています。伝統的な仏教の図像のほとんどが男性の姿を描いているのに対し、小田は、色彩と線の鮮やかさにあふれた、ページから飛び出してくるような女性の「女神」を描いています。

もともと日本出身の小田は、1970年代にカリフォルニア州ミュアビーチに定住し、グリーンガルチファーム禅センターで修行と絵画制作を始めました。小田はここを「カリフォルニアの仏陀のフィールド」と呼んでいます。『 Divine Gardens』は、小田の作品と、小田の作品が常に寄り添ってきた修行仲間によるエッセイを組み合わせたものです。

美術学生の勉強やコーヒー テーブルに飾るのに適した「Divine Gardens」は、禅の修行者としての小田真由美の芸術と人生の真髄をとらえています。コレクションに含まれる 45 点のフルカラーの芸術作品と 24 編のエッセイは、彼女の作品とサンフランシスコ禅センターで長年築き上げられたコミュニティを喜ばしく称えるものです。